びっくりするほどカエルの事を書いてないけど、そんな時もあります。許して!
完全演技者を読むぞ!
山之口洋さんはノミの事を調べていて、知りました。ノミそのまんまモデルにしすぎて大丈夫?とかノミファンにはうわっーとなる内容と物議を醸している一冊、楽しみです!
完全演技者を読んだぞ!
3時間程で一気に読んでしまいました。
セックスドラッグロックンロールな物語...
ざっっくりあらすじを書くと、
クラウス・ノミそのまんまなクラウス・ネモさんに感銘を受けて日本からニューヨークにライヴを観に行った大学生の主人公、ご縁があって、ネモ達と音楽活動をしていると、自分がキッカケで障害が発生していって...という感じです。
ネモファンである主人公がネモ達(ジョーイとジャヌスがモデル?も出てきます!)と一緒のステージでパフォーマンスしてたり、プライベートを一緒に過ごしたりは羨ましい...!ネモだけど!ネモでも!という気持ちになりました。色んな意味で一心同体なのはうわーっとなりましたけどね、複雑な気持ち...
クラウスネモはタイトル通り完全演技者であり、舞台の上でも私生活でもいつも同じ顔、無表情、なかなか恐ろしい存在でショックでした。
いついかなる時でも悠然としている。
最期の時までも狼狽えず。
ちょっとネタバレですが、
顔のヒビを食器みたいに金でとめてあるのは可愛くてみてみたいなと思いました。笑
ネモはいつも無表情でした。
ノミソングやTVpartyの映像などで
ノミのプライベートの性格が、舞台の上の無表情なパフォーマンスとは違うという事を知ってしまってると、ネモは一部分を取り出したような印象。
人より高い声がよく出る、お菓子づくりが得意で、シャイでちょっとズレてる不器用な人が、色んな人と出会って、恋してフラれて、人生を足早に駆け抜け火星に帰る...みたいな、いっそプライベートのクラウススパーバーに振り切った作品。ないですかね。ないですか。
ノミの魅力って舞台上のパフォーマンスは勿論なんだけど、その張り詰めた表情の後の笑顔とか仕草のギャップが、好きなんですよね。
性別のない宇宙人、妙な動きで何を考えてるんだろう...と思ったら、お、なんだ。笑ってるしいい人そう!みたいな。
ドイツのTV出演のインタビューを受ける前の、司会が冗談っぽく「綺麗な脚だね〜」と言えば、周りをおどおど見て、「ダンケ(照れ笑い)」と返すノミ、めっちゃかわいい。
パフォーマンス中は笑わないでほとんど無表情だけど、このくらいのバランスではにかんだ笑顔を見せてくれるノミが好き。きっとマネージャーの戦略的には歌っていない時も、もっと取り繕って毅然としているキャラクターでいることを求められていたり、ノミもそれを目指しているはず...(それこそ、クラウス・ネモの様に)
だけど、インタビュー中は目をパチパチしながらずっと微笑んでいる...!司会「サムソンとデリラは...えっとヨハンシュトラウス...?」ノミ「違うよ、サン=サーンスだよ(ニコッ フフッ)」と返す。幸せか。羨ましい。
フランスでインタビュー受けてても、伏し目がちにパチパチキョロキョロ、聞かれることはどうやって生計をたてたのか?から始まりメイクやコンセプトまで真面目に答えてる。
あれ、謎めき路線だったら、答えなくない...?
そういやノミソングでドイツで散歩しながらのインタビューでも、エルビスとマリアカラスを取り替えられた〜って幼少期の事や下働きの話してるし...
謎めき路線だったら(以下略)
でもこのインタビューはちょっとドヤ顔だから演出作品としてのクラウスノミとして答えてる様な気もするけど...(印象)
改めて、考えてみると、謎めいた人物路線で行こうとクラウススパーパーさんは思ってなかったんじゃ...?
フランス語のインタビューでも、自分の仕事で成したい事を達成したい、夢を実現したい、自分の人生で何かを成し遂げたい、大変だけど、そうするのが好き、と仰る。
一方で、自身をクラウスノミという作品だ、とも仰る。
クラウスノミという作品自身が
クラウスノミという作品を客観視して、
コンセプトやプライベートまでも語るけど、
それもクラウスノミ。
なのかな?
自分でも何を言っているのかわかりません...
私が思っていたよりクラウスノミはクラウススパーバー寄りだった...
クラウスノミは、宇宙人で、無表情で、笑ったとしても演技ぶった笑いで、感情とは無縁。
PLASTICS goodのPVに出てた時の
ーノミ、どこに行くの?
宇宙
ー靴は何で出来てるの?
プラスチック
ー手は?
プラスチック
ータキシードは?
プラスチック
ー髪は?
プラスチック
ー唇も?
プラスチック
みたいな、
キャラクターとしてのクラウスノミ。
ちなみにこのやり取りの後、
ノミがジョーイの持っているインコのおもちゃ?をみて、あ、インコだ!と言い、それにジョーイはこれはプラスチック!と答える...
のがオチなんですけど、シュール...
いかにも舞台のパフォーマンス。
でも、知ってみればノミってばいつも目はキョロキョロ、パフォーマンス中もキョロキョロしてること多し、歌ってない時はいつもはにかんでる。
ノミを調べ始めた頃、宇宙人コンセプトに違和感を覚えたのは、ネットにはプライベート情報が沢山出てきたから。
当時は情報が殆どなかったから〜といえど、ヨーロッパのインタビューでは、語る語る。結局謎めいた人物設定はSNLに出てから、ヨーロッパに行くまでがメインなのかな...
むむ、なんだか話が行ったり来たりしていますね。
エンターテイメントの対するスタンスが日本と海外では違うというのも大きいのかな。日本は夢はみんなの幸せや希望で出来ています!というのがエンターテイメント。海外は夢の仕組みはこう、この部品とこの仕掛けで出来てます!って見せるのもエンターテイメント。
フランスのインタビューで「小さい頃 変なやつ と周りから言われてとても悲しかった」と言っていたので、クラウスノミというペルソナを手に入れて、これでいいんだ、むしろ、『変』を出していこう!となったのかな。「額も昔は隠したけど今では出していってる」とも言ってたな。額は好きな時に帽子被ったり出来るけど、ノミになったら家でもずーっとノミだったと同居人のガブリエルさんは言ってたな。
不器用なのか、そうしたかったのか...
答えなんてないのにずっと考えちゃう。
いつか、どのノミがクラウスノミっぽいか、クラウススパーバーっぽいか語り合える、ノミ仲間が欲しい。
完全演技者を読むぞ!
山之口洋さんはノミの事を調べていて、知りました。ノミそのまんまモデルにしすぎて大丈夫?とかノミファンにはうわっーとなる内容と物議を醸している一冊、楽しみです!
完全演技者を読んだぞ!
3時間程で一気に読んでしまいました。
セックスドラッグロックンロールな物語...
ざっっくりあらすじを書くと、
クラウス・ノミそのまんまなクラウス・ネモさんに感銘を受けて日本からニューヨークにライヴを観に行った大学生の主人公、ご縁があって、ネモ達と音楽活動をしていると、自分がキッカケで障害が発生していって...という感じです。
ネモファンである主人公がネモ達(ジョーイとジャヌスがモデル?も出てきます!)と一緒のステージでパフォーマンスしてたり、プライベートを一緒に過ごしたりは羨ましい...!ネモだけど!ネモでも!という気持ちになりました。色んな意味で一心同体なのはうわーっとなりましたけどね、複雑な気持ち...
クラウスネモはタイトル通り完全演技者であり、舞台の上でも私生活でもいつも同じ顔、無表情、なかなか恐ろしい存在でショックでした。
いついかなる時でも悠然としている。
最期の時までも狼狽えず。
ちょっとネタバレですが、
顔のヒビを食器みたいに金でとめてあるのは可愛くてみてみたいなと思いました。笑
ネモはいつも無表情でした。
ノミソングやTVpartyの映像などで
ノミのプライベートの性格が、舞台の上の無表情なパフォーマンスとは違うという事を知ってしまってると、ネモは一部分を取り出したような印象。
人より高い声がよく出る、お菓子づくりが得意で、シャイでちょっとズレてる不器用な人が、色んな人と出会って、恋してフラれて、人生を足早に駆け抜け火星に帰る...みたいな、いっそプライベートのクラウススパーバーに振り切った作品。ないですかね。ないですか。
ノミの魅力って舞台上のパフォーマンスは勿論なんだけど、その張り詰めた表情の後の笑顔とか仕草のギャップが、好きなんですよね。
性別のない宇宙人、妙な動きで何を考えてるんだろう...と思ったら、お、なんだ。笑ってるしいい人そう!みたいな。
ドイツのTV出演のインタビューを受ける前の、司会が冗談っぽく「綺麗な脚だね〜」と言えば、周りをおどおど見て、「ダンケ(照れ笑い)」と返すノミ、めっちゃかわいい。
パフォーマンス中は笑わないでほとんど無表情だけど、このくらいのバランスではにかんだ笑顔を見せてくれるノミが好き。きっとマネージャーの戦略的には歌っていない時も、もっと取り繕って毅然としているキャラクターでいることを求められていたり、ノミもそれを目指しているはず...(それこそ、クラウス・ネモの様に)
だけど、インタビュー中は目をパチパチしながらずっと微笑んでいる...!司会「サムソンとデリラは...えっとヨハンシュトラウス...?」ノミ「違うよ、サン=サーンスだよ(ニコッ フフッ)」と返す。幸せか。羨ましい。
フランスでインタビュー受けてても、伏し目がちにパチパチキョロキョロ、聞かれることはどうやって生計をたてたのか?から始まりメイクやコンセプトまで真面目に答えてる。
あれ、謎めき路線だったら、答えなくない...?
そういやノミソングでドイツで散歩しながらのインタビューでも、エルビスとマリアカラスを取り替えられた〜って幼少期の事や下働きの話してるし...
謎めき路線だったら(以下略)
でもこのインタビューはちょっとドヤ顔だから演出作品としてのクラウスノミとして答えてる様な気もするけど...(印象)
改めて、考えてみると、謎めいた人物路線で行こうとクラウススパーパーさんは思ってなかったんじゃ...?
フランス語のインタビューでも、自分の仕事で成したい事を達成したい、夢を実現したい、自分の人生で何かを成し遂げたい、大変だけど、そうするのが好き、と仰る。
一方で、自身をクラウスノミという作品だ、とも仰る。
クラウスノミという作品自身が
クラウスノミという作品を客観視して、
コンセプトやプライベートまでも語るけど、
それもクラウスノミ。
なのかな?
自分でも何を言っているのかわかりません...
私が思っていたよりクラウスノミはクラウススパーバー寄りだった...
クラウスノミは、宇宙人で、無表情で、笑ったとしても演技ぶった笑いで、感情とは無縁。
PLASTICS goodのPVに出てた時の
ーノミ、どこに行くの?
宇宙
ー靴は何で出来てるの?
プラスチック
ー手は?
プラスチック
ータキシードは?
プラスチック
ー髪は?
プラスチック
ー唇も?
プラスチック
みたいな、
キャラクターとしてのクラウスノミ。
ちなみにこのやり取りの後、
ノミがジョーイの持っているインコのおもちゃ?をみて、あ、インコだ!と言い、それにジョーイはこれはプラスチック!と答える...
のがオチなんですけど、シュール...
いかにも舞台のパフォーマンス。
でも、知ってみればノミってばいつも目はキョロキョロ、パフォーマンス中もキョロキョロしてること多し、歌ってない時はいつもはにかんでる。
ノミを調べ始めた頃、宇宙人コンセプトに違和感を覚えたのは、ネットにはプライベート情報が沢山出てきたから。
当時は情報が殆どなかったから〜といえど、ヨーロッパのインタビューでは、語る語る。結局謎めいた人物設定はSNLに出てから、ヨーロッパに行くまでがメインなのかな...
むむ、なんだか話が行ったり来たりしていますね。
エンターテイメントの対するスタンスが日本と海外では違うというのも大きいのかな。日本は夢はみんなの幸せや希望で出来ています!というのがエンターテイメント。海外は夢の仕組みはこう、この部品とこの仕掛けで出来てます!って見せるのもエンターテイメント。
フランスのインタビューで「小さい頃 変なやつ と周りから言われてとても悲しかった」と言っていたので、クラウスノミというペルソナを手に入れて、これでいいんだ、むしろ、『変』を出していこう!となったのかな。「額も昔は隠したけど今では出していってる」とも言ってたな。額は好きな時に帽子被ったり出来るけど、ノミになったら家でもずーっとノミだったと同居人のガブリエルさんは言ってたな。
不器用なのか、そうしたかったのか...
答えなんてないのにずっと考えちゃう。
いつか、どのノミがクラウスノミっぽいか、クラウススパーバーっぽいか語り合える、ノミ仲間が欲しい。